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ヒューマンサイエンス鍼灸学科ブログ

学会トピック:東洋療法学校協会 第31回 学術大会 その1

本校の学生が学術大会にて発表したてきた事を、引率した内田先生が投稿してくれました。

去る10月8日木曜日、京都岡崎の地にある「みやこめっせ」にて東洋療法学校協会学術大会がありました。本校からは学生3名が発表に参加しました。

演題は「孔最穴の取穴部位に関する研究—解剖学的所見と文献的研究による考察—」というものです。

この研究は、前腕にある孔最という名前のツボが、従来の日本の鍼灸学校で教わる位置と中国、韓国などで使われる位置が異なっていることから、その違いを考察したものです。この孔最穴のようにこれまでは日本と中国と韓国でツボの位置が違っている所があったのですが、それでは共通学問として発展してゆくのに障害になるためWHOによって統一した経穴の位置が決められました。そのような大きな変化の中で、根本に立ち返って、孔最の位置について検討してみようという所からこの研究は始まりました。

経穴の位置についての研究として従来は文献を検討する方法が主流でしたが、現存する文献には限りがあり、どうしても憶測・推論の域を出ないこともあります。今回の試みでは本校の設備と研究環境を生かして、「科学的な鍼灸」にふさわしく解剖学的な検討と組み合わせた実証的な研究になっています。解剖学から得られた事実から文献的に考えられる可能性を絞っていくことができたと思います。

詳しい研究内容についてはまた来年、学会誌に掲載されますのでその時にご紹介します。

前日に台風が接近し、新幹線が止まる可能性がありましたが、なんとか無事に京都に着きました。幸い京都から台風が遠ざかり、翌日は雲の間から時折太陽も顔を出すような天候でした。そこで私たちは学会が始まる前、ある所に行く予定を実行に移しました。

それは↓ここです!!(誓願時http://fukakusa.or.jp/p_08.html

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知らない人にとってはまったく興味をそそらない地味なお墓の絵になってしまっていると思いますが、このお墓には日本の鍼灸師にとって重要な人が眠っているのです。

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今回の研究では日本流の孔最穴の位置の元になった江戸時代の堀流経穴学について扱っていたのですが、そのまさに堀流経穴学を作った堀元厚、元昌親子のお墓が京都にあるのです!実際に史跡を訪ねることによって、色々なことが解ります。墓碑を調べることによって、堀元昌先生の生没年も確認できました。ちょっとした学術調査です。

(自分たちが調べて、実際に江戸中期の文献を読んだりして段々と身近に感じていた人がまさにここに眠っているという感覚はなかなか伝えにくいですが、不思議でもあり、感動でもあります。)

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また日本で最初に解剖を行った山脇東洋先生のお墓も誓願時にあります。日本で最初の解剖に想像をめぐらせると、今回の研究でも解剖学的検討が含まれているので、その時の自分たちの体験が思い起こされました。今のように解っていることが少なかった昔の解剖は大変だっただろうと思います。そういった先人の苦労の上に現代の医学があり、過去と現代は繋がっていると思うと、有り難いような気持ちになります。