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ヒューマンサイエンス鍼灸学科ブログ

研究会トピック:日本鍼灸手技療法教育研究会

鍼灸学科教員の三村です。先日行われた第7回日本鍼灸手技療法教育研究会に、本校から実技を担当する教員が3名参加してきたので、その内容を簡単にレポートしたいと思います。

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この研究会は、鍼、灸、按摩・マッサージ・指圧の教育を考え、発展させる目的を持ち、今回の大会テーマは『基礎実技指導の標準化に向けてⅢ』というものでした。

研究報告では、『はり・きゅう実技における習熟レベルの視点に立った評価表の提案』、『模擬患者との腹診練習が鍼灸学生に及ぼす影響-晴眼学生におけるコミュニケーション能力-』、『徒手療法実技指導における事前アンケートの活用と実例報告』、『関節可動域測定に関する指導法のための基礎的研究-晴眼者と全盲者との比較-』、『押手トレーニングキットの開発と指導実践』という題で発表が行われ、実技教育での新たな試みや問題点、研究結果等が示されました。

次に東洋療法学校協会教育研究部との共同研究報告では、『基礎実技の標準化に向けてⅡ-昨年度学術大会におけるアンケート結果より-』という題で、昨年の大会で用いられた鍼実技の評価表についてのアンケート結果が報告されました。アンケート結果では3割を超える回答者から改善の余地ありと指摘があり、項目毎の配点に大きな差が生じるという問題点が明らかになりました。

午後は、はり実技と指圧実技の分科会に分かれ、自分は鍼実技分科会に参加しました。鍼実技分科会では模擬的に鍼実技の試験を行い、参加した教員が評価者役、施術者役、患者役となり提示された評価表に沿って実技の評価を行いました。評価表は各項目が到達度によって得点が高くなるよう工夫されており、実技技術の習得レベルが測れるようなものでした。この分科会では盲学校の先生方を交えてディスカッションする機会があり、晴眼者の学校では1人の教員が一定の基準で何十人もの学生を評価しますが、盲学校では個別指導で生徒のレベルにあった評価を行うので、基準を一定にする事が難しいという事を知りました。

現在、実技教育は学校毎に任されており、実技内容の違いや鍼灸師の質の低下が懸念されています。研究会を通して評価基準を定めるには様々な問題があると感じましたが、これから輩出される鍼灸師のレベルを一定以上に保つ為には、評価基準を統一していかなければならないと感じました。

本校は実技科目が多い事も特徴です。学生がより高い技術を身につけられるよう、この会を通して学んだ事を今後の実技教育に生かしたいと思います。